2010年04月18日

品種茶 その4 中生種

品種茶 その4 中生種


一般的に、茶の品種を 早・中・晩生の3種類に分けると

「やぶきた種」を中生とします。

同じ畑に植えて

「やぶきた」に比べて、「何日早く摘み採りできるから、早生」とか

「やぶきた」に比べて「何日摘み取りが遅いから、晩生」と言います。


現在、日本の茶園の80%~85%ほどが「やぶきた」で占められています。

なぜこれほどまでに、「やぶきた」優位なのかというと

① 製茶した時の味・香りなどの品質が優れている

② 生育が旺盛で、どの地域でも栽培が容易

③ 収量が多い

などのほか、

④ 生産量が多いため流通に乗せやすい

⑤ 「やぶきた神話」のようなものがある(茶業者の中に)

とにかく「やぶきた」は、お茶の生産・流通・どの部分でも

王様であることに間違いありません。


他の、早生・晩生品種も、製茶して混ぜても「やぶきた」の品質を

損なわない、個性の少ない品種が求められてきたのです。


大量生産、大量流通が求められる時代には

生産者にも・流通業者にも「やぶきた」は最高のお茶でした。









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